おはようございます
内藤です
第83回のテーマは「集中力」
ただいまの時間
6時35分
今日はね
朝早くに目が覚めてしまったので
ちょっと散歩に行ってきました
コンビニ行って
谷保天満宮にお参りしてきました
朝の神社は本当気持ちいい
荘厳で新鮮で心が洗われます
ほんの5分ほどしかいなかったのですが
すごい集中してたんです
そう、神社で・・
神社って音を聞く場所なんです
砂利道をジャリジャリと
木の葉が風に揺れる音
そして参拝の拍手
お賽銭を入れて鈴を鳴らす
水で体を清め
音で心を清める
それが神社の働きです
「訪れ」はもともと「音連れ」
神様は音を伴って現れるんだそうです
それを知ってから
風の音を聞くのが楽しいんです
雨の音も鳥の声も
耳を澄ましていろいろな音を聞くのが楽しいんです
考えごとにとらわれているとき
まわりの音が聞こえなくなります
そのとき
心は考えることだけで
「いま、ここ」にいません
要するに本当の意味で集中していないんです
まわりの音が聞こえているとき
心はしっかり「いま、ここ」にいます
耳を澄ます
視野を広げる
自分の呼吸を感じる
そう、五感を研ぎ澄ます
それが本当の集中でしょう
宮本武蔵が天下の剣豪・柳生石舟斎(せきしゅうさい)と試合をしたとき
武蔵は石舟斎に斬りかかっていくのですが
石舟斎は武蔵を手ではたき
道場に叩きつけたのです
そしてこう言います
「武蔵よ、鳥の鳴き声が聞こえていたか?」
武蔵は戦いのさなか
鳥の鳴き声が聞こえていなかった
相手しか見えていなかった・・
それは本当の集中ではない
石舟斎にかなうはずもなかったのです
柳生道場の門の横にはこう書いていました
「鳥の声を聴け」
武蔵が無敵と化すのはこの後
鳥の声を聞けるようになってからです
テニスも同じです
本当に集中したいのであれば
耳を澄ますことです
鳥の声が聞こえないほど
いっぱいいっぱいになっている時こそ
深呼吸をしてみましょう
今日は鳥の声を聞いてみよう
耳を澄まして音を感じる
そのとき本当の集中を体感することが出来ます