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フォアスライス(ショート)3ヶ条

おはようございます
内藤です

第168回のテーマは
「フォアスライス(ショート)3ヶ条」

今週のテーマ
フォアスライスのショートバージョン
短く打つスライスです

ボレーヤーの足元や
後衛を前に崩す時に使います

スライスの返球は
ラケットに当たると下に飛びます

ボレーヤーの足元に打つと
ネットミスや短いボールを引き出すことが出来ます


後衛相手にも使えます

スライスは弾まないので
ネットに近い所で低い打点という
かなり難しい処理をさせることが出来ます

慌てて前に来ることで
頭が下がってバランスを崩すことも狙えます

短いスライス
どんなシーンでも意外と使えるので
是非ものにしましょう

では

フォアスライス(ショート)3ヶ条


1.テイクバックは普通に

短く打つからといって
テイクバックを過度にコンパクトにするのはいけません

少しは小さくしますが
ほとんど変えません

スライスでテイクバックを小さくすると
上手くボールを捕まえられないので
スライスのやらしい感じを出し切れません

単なる弱い短いボールになって
ミスを誘うところまでいかないです

しかも
小さいテイクバックにすると
インパクトでパンチを効かせてしまって
浮いてしまう原因にもなります

女性の方は
コンパクトにしようとすると
手首を反って
面が外を向いて
やはりボールが浮いてしまいます


しっかりテイクバックを取って
とにかく柔らかく
包み込むようにボールを捕らえて
飛びを抑えるようにしましょう


2.インパクトで体を「抜く」

これはね・・
文字では伝えきれません

普通はボールに体重を乗せていきますよね

フォアスライスも長く打つ時は
ボールに向かって体を入れ込んでいきます
(ちょっとは抜くんですけどね)

短く打つ時はね

インパクトで「抜く」んです

体を

スッって


力を抜く
とは少し違います

インパクトを緩める
ではなくて

体を抜くんです

フゥって
少し体が伸びて
顔がインパクトから離れていく感じです

分かります?


うん、伝わらないでしょうね

これはレッスンのときに言いますね


3.ラケットヘッド「立てる」or「寝かせてく」?

スライスでもスピンでも
短く打つ時は角度を付けることが多いですね

逆にいうと
角度を付けるようにラケットを扱うと
自然に短いボールになります

スライスでは
フォアサイドでアングルに打つ場合
左に打つ時ですね

ラケットヘッドは立てたまま

スライスサーブを打つような感じで
ボールの外側にラケット面を入れていきます


バックサイドでの逆アングル
右に角度を付ける時

インパクトの瞬間に
スイッとヘッドを垂らして
ボールの少し内側を触るようにします

これはリスクも高いですけどね

右に切れ過ぎてサイドアウトになったり
ラケットを寝かせるのが早いと
単なる浮いたボールになってしまいますからね

ただ
バックサイドでのフォアスラ逆アングルは
かなり効果的なショットになるので
身に付けておきたいですね


以上 3ヶ条

スライスは伸びすぎたり
浮いてしまったり
なかなかコントロールが難しいですが

何度もトライして
飛ばさない「打ち方」ではなく
飛ばさない「感覚」を身に付けましょう!


今日は
角度を付ける
どんな言動にもちょっとした角度を!
エッジの効いた受け答えをしてみよう

私の好きなこんな話


勉強が嫌な生徒が先生に聞きました
「先生、こんなことして将来何の役に立つんですか?」

先生は毅然と答えました
「じゃあ、こんなことも出来ない君たちは将来何の役に立つんですか?」


素晴らしい先生ですね

角度のある
センスのある見方は
様々な局面を打開してくれます!