r-7110のブログ

メルマガ『reborn』バックナンバー

日本人

おはようございます
内藤です

今日はお知らせ

GWの今週はrebornはお休みとさせて頂きます

明日からジュニアキャンプにも行くので・・

でね
お知らせだけだと味気ないので
ちょっと雑談でも


今日が最後です
最終日です

平成最後の一日


いやー何でしょうね
この感慨深さ

毎年末なんてね
何もないですよ

今年も生きてたなー
くらいで
お正月はテンション上がりますけどね

平成最後の今日

何だかしみじみ物思いにふけっているのは私だけでしょうか


息を切らしてさ
駆け抜けた道を
振り返りはしないのさ

なんてミスチルの歌を紹介して
私は振り返りなどしない
とか言っていましたが

今日はめっちゃ振り返りましたよ

平成になったのが私が小学3年のとき
私の人生のほとんどが平成でしたからね

平成2年
平成になってすぐ
父親が亡くなりました

私は三人兄弟の末っ子なのですが
母親が気合で男三人を育て上げてくれました

いやほんとに
気合以外の何物でもなかったと思います

うちの兄弟ね
みんな勉強は出来るんです

母親には一度も言われたことはありません
勉強しろって

それはそうです
子供になんてかまっていられません

母親はね
おそらく勉強は苦手なんです

でもね父親が死んだ後
公務員試験に受かるために
凄まじい勢いで勉強してたんです

気合だけは半端ないからなあいつ・・


じゃあね
やっぱりみんな勉強するんですよ

今でも覚えています

父親がテレビをよく見ていたので
仏壇のある部屋は
テレビを一日中付けっ放しにしてたんです
誰もいない時も、夜中も・・
暗い雰囲気になると嫌やからって・・

その狭い部屋で
テレビも付けっ放しのまま
家族全員が黙々と勉強をしてるんです

今思うと
それぞれが自分がしっかりしないと
と思っていたのでしょうね


そんな激動からスタートした平成

私の人生を色々と彩ってくれました

そんな感覚なのでしょうか

昨日もね
テレビを見ていると
「ありがとう平成」
というフレーズがよく出てきます

なぜでしょうか

不思議なことです

なぜ
我々は
「時代」という目に見えないもの
その「時の流れ」という
人格も心も何もないものに対してさえ
「ありがとう」
という思いが沸き上がってくるのでしょうか

これは日本人特有の感覚みたいです


「平成」という「時代」が
私たちに直接何かをしてくれたわけではないですからね

むしろ時代を作ったのは私たちです


でもね
それでもね

「ありがとう」なんです

それは決してサンキューではない
してくれたことに対するthank youではない

有り難いんです

色々な人、もの、全ての形あるもの
形はないけどやはりそこに感じることの出来る何か
その全てが有り難い
そんな一つ一つの奇跡がこの時の流れを形成している

「ありがとう」
です

「ありがとう平成」

このフレーズを見たとき
聞いたとき

あー、日本人って素晴らしいな
日本語って奥行きがあって、
それでいて全てを包み込むのだなー
って温かい心持ちになりました


平成最後の日

有難う

この有り難い奇跡
「今」「ここに」存在するという奇跡を再認識してみるのもよいでしょう


では今週はGWを目一杯楽しみましょう

memento mori