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不変

おはようございます
内藤です

第122回のテーマは「不変」

GWイベントのまとめ
今日は「令和スペシャルレッスン」

言いたかっただけです

令和って付けとけばいいでしょ
そういうの好きなんでしょ
的な・・・

あるじゃないですか
ケーキ屋とかでさえ
「令和セット」
お好きなケーキ5つで2,019円みたいな・・

そういうのね
買っちゃうタイプなんですよ私

でもまあ
うちのスクール生にそんな字面だけに
踊らされるような人はいないかな
と思っていたら

即満員!!

一番キャンセル待ちも出たイベントになりました

何の内容も書いていないのにですよ

大丈夫ですか皆さん

あ、いえ・・


でね
やったんですよ
普通に

何の特別感もないスペシャルレッスンを・・

一応ね
令和とか付けちゃってるから
ひとまず平成を振り返ることにしたんです

平成のテニスシーン

30年分を5分で振り返ってやりましたよ

フォアハンドストロークの球出し

まずは
横向いて左手を前
体重移動でボールを押していく
打点は腰辺り

平成初期はそんなフォームが主流

そこから劇的に変わっていきました

そもそも昭和はサーブとボレー
テニスといえばサーブとボレーがメインでした

平成になってストローク
とりわけフォアハンドストロークがテニスの大部分を占めるようになります

横向き体重移動から

トップスピンの登場
オープンスタンスで体の捻転を使って
豪快に回転をかける

強い体が必要になり
テニス選手がアスリート化していきます

スピンが主流になると
高い打点で打つケースも多くなり
フォアのテイクバックが高くなります

左手をスロートに沿えて
ラケットを立てて
高くテイクバックする形が増えていきます

スピンと高い打点のせめぎ合い
テニスがパワー化していきます

そこに現れたのが
ロジャー・フェデラー

パワーテニスをスピードによって粉砕します

ポジションを上げてライジング

ストロークのボールスピードも一気に速くなります

そして現在

まだスピードテニスが全盛ですが
次のテニスシーンの鍵を握るのは錦織圭

日本人というひいき目なしにそう思っています

ポイントは「遊び」

ドロップショットやボレー
ときおり混ぜるループボール

パワーとスピードがベースにあるうえで
多様なショットやプレーを織り交ぜられる
本当のオールラウンドなプレーが出てくると思います

まあ、錦織はサーブがちょっとね・・・

見ていて楽しいプレーヤーが次々に出てきてほしいものです


そんなことを振り返ったのですが
ここで気を付けること

それが「不変」

平成のテニスシーンの変遷を見たとき
やはり、多くの人が
「何がどう変わったのか」
に目がいく

しかし大事なこと
本当に重要なことは

「変わっていないこと」

この激動のテニスシーンにおいて
「変わらなかったこと」
ここが大事なんです

本物のプレーヤーはそこに目がいく
着目すべき点に違いがあるのです

この「変わっていないこと」
しっかり構える
相手を見る
一歩目の反応を早くする
声を出す
相手に敬意を持つ
等々

そこを鍛えるんです


本物は直感的にパッと気付きます

幾多の変化の中にある
変わっていないこと
その本質
核となること

そこに着目して
鍛錬を続けた者のみが
変化に惑わされず
上手く対応できる
そして、変化を生み出す側のプレーヤーになっていくのです

変わりゆくことだけに目がいく人は
その上っ面
流行りの部分の練習に明け暮れます

そして何の土台も芯もない
軽いプレーヤー
変化に翻弄され続ける弱い選手になってしまうのです


もう一度書きます

幾多の変化の中にある
変わっていないこと

ここを見つけられるかどうか

テニスに限らず人生や時代の変化の中

非常に大事な視点だと思います


今日は基本練習
スイートスポットでボールを捕らえる
この基本中の基本
絶対変わることのない基本を徹底してみよう
いかに自分が疎かにしているかに
気付かされることでしょう