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オンリー ワンダー

こんにちは

内藤です

 

今日はね

私の好きな歌でも紹介しようと思いまして・・

 

いや、まあ、分かりますよ

 

好きな歌とかね

そんな価値観を押し付けられて

感銘を受けたことなどほぼないということは・・

 

このブログでもよく書きますが

好きな歌の紹介とか

好きな言葉とか

好きな本とか

影響を受けた人物とか

 

そんなん聞かされても別に・・・

 

ということがよくありますが

 

でもね

少なくとも誰か一人の心を動かして

その人生に影響を与えたのであれば

 

それは一聞に値するのではないか

と思うわけです

 

 

ということで今回紹介するのは・・

 

「フレデリック」というバンドの

 

「オンリーワンダー」

という歌

 

YouTubeでMVが見られるので

暇があれば聞いてみてください

 

ノリのいい爽快な歌です

 

MVのダンスも見ていて楽しいんです

 

あとはね

 

やはり歌詞が響くんです

 

ざっくり言うとね

 

みんなそれぞれオンリーワン

周りに何を言われても自分らしく強くいこうぜ

 

っていう

何かどこかで聞いたことのあるような

ありふれた歌詞です

 

 

ありふれているのだけれど

「強い」んです

 

歌詞にも音にも「強さ」があるのが響くんです

 

いわゆるね

ナンバー1よりオンリー1系統の歌なのですが

 

そういう系統へのアンチテーゼも含んでいる

 

オンリー1であることと

ナンバー1であることは矛盾しない

 

オンリー1であるし

そしてナンバー1にもなれる

 

いや

オンリー1として自分らしく輝くことこそが

ナンバー1ということ

 

というこれまでにはない

哲学的含蓄もあるわけです

 

 

MVがまたいいんです

 

そんな歌詞の意味

世界観を見事に表している

 

ともすれば非常にシニカルな表現なんです

 

大勢の女子高生が応援席でダンスをするのですが

 

みんな同じ格好

目が隠されていて表情も分からない

そして全員で同じダンスをする

 

無個性の象徴として

大勢が一緒のことをする

 

でね

歌が佳境に行くに伴って

ダンスがどんどん激しくなるんです

 

全員が一斉に帽子を放り投げて

個性を爆発し始める

 

そして最後には

全員がそれぞれ違ったポーズを取って

好き勝手に動き始める

 

 

揃いも揃って同じことを繰り返してきた無個性な人たちが

沸々と自分の中で沸き上がった感情に気付いて

自分らしさを爆発させる

 

そんな構成

 

そして

それはメッセージなんです

 

応援なんです

 

応援席で応援をしている設定なので

 

おい、お前ら

やろうぜ!

頑張ろうぜ!

周りなんて気にすんなよ!

扉を開けるのはお前だ!

 

って力を与えてくれる

 

そんなMVなんです

 

 

まあね

一度見てください

 

他の歌も面白い歌が多いです

 

 

なぜ今回、この歌を思い出したかというと

ジュニアで色々あったからなんです

 

年度が変わることで

最後の試合

最後のレッスン

 

そのタイミングでテニスをやめる子もいれば

続ける子もいる

 

子供たちの中で

色々な葛藤があって

それぞれの道を模索しているんです

 

頑張れよ

って思ったんです

 

コーチとして

ちょっとした手助け、出来ることはしますが

 

基本的に他人事

 

私の知ったこっちゃありません

 

あいつらのことは

あいつら次第です

 

扉を開けるのは

親でも友達でも、ましてや私でもありません

 

あいつら自身です

 

右に倣えで

何となく周りに流されるなよ

 

と思っただけです

 

子供たちには

力強い一歩を踏み出して欲しいものです

 

 

それではまた

 

頑張ろう日本!