こんにちは
内藤です
今日からサンライズは新年度
2021年度第1期のスタートです
第1期のレッスンテーマは
お馴染みの「真っ直ぐ」
真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す
全てのスイングの基本
インパクトの基本
コントロールの基本
です
とにかく「真っ直ぐ」
余計なことをしない
何も足さない
何も引かない
ただ真っ直ぐ
なのですが
これが難しいわけです
一言「真っ直ぐ」といっても
ショットや状況によって
「何を」真っ直ぐにするか
「何に対して」真っ直ぐを作るか
理解を正しくしないといけないんです
スイングでもね
左右のブレをなくすのか
上下のブレをなくすのか
インパクトでもね
地面に対して垂直(真っ直ぐ)なのか
ボールの軌道に対して垂直(真っ直ぐ)なのか
ちょっとややこしい話になるわけです
まあ、そもそもね
真っ直ぐ
という概念そのものが非常に難解
数学的にも哲学的にも
なかなか厄介な代物なんです
例えばね
紙に真っ直ぐな線を引いてください
紙を机に置いている時点で真っ直ぐではないですよね
その机が地面と平行になってしまっていると
真っ直ぐではなくなります
だって
地面は真っ直ぐではないですから
地球は球体ですからね
ほんの少し曲線です
真っ直ぐな線など書けないんです
真っ直ぐというものは
線で表す他ないのですが
そもそも線なんてこの世に存在しないわけですから
えっ?
皆さんは線を書けるんですか?
書いてみてください
書けました?
じゃあね
その線をじっくり見てください
幅がありますよね?
幅があったら線ではありません
そうなんです
線って誰も見たことがない
というか見られない
視覚的には幅がないと見られないけど
幅があったら線ではない
線も点も面も三角形も四角形も
そして真っ直ぐも
原理的に見ることは不可能なんです
それはただの観念的なもの
プラトンが言うところの「イデア」に過ぎない
あれっ?
この話まだまだ続くけど大丈夫ですか?
・・・
まあね
そういうわけで「真っ直ぐ」
これを侮るなかれ
ということです
非常に奥が深い
永遠に突き詰めることの出来ない究極のテーマ
そして
スポーツのレベル形成において
前提でもあり鍵にもなり得る重要なテーマなんです
真っ直ぐを理解して
ある程度実行出来なければ
スピンやスライスなど到底使えない
というか
スピンもスライスも何から何まで
本当の意味で理解することなど出来ないのです
とにかくね
今までの自分の経験とか知識とか
そういうくだらない物は一切捨てて
真っ直ぐ
について考えて
シンプルに実行してみてください
必ずレベルアップすると思います
それはスイングはもちろん
プレー全体
ポジションや戦術に至るまで
総合的な実力が格段に上がるはずです
頑張って取り組みましょう!
それではまた
頑張ろう日本!