こんにちは
内藤です
最近ちょっとだけコメントを頂けるようになりまして・・
昨日も質問を頂いたんです
東京オリンピックは開催すべきだと思いますか?
・・・
いや、まあ、それは偉い方々が決めるものだと・・・
私なんぞがどう思おうがする時はするでしょうし・・・
という態度ではいけませんね
開催地たる東京都民であり
少なからずスポーツに携わる人間です
態度を明確にしておく必要があるでしょう
今日現在の意見を言うとね
反対です
中止すべきだと考えます
完全に詳細を把握しているわけではないので
あくまで一素人の意見ですが
コロナの蔓延状況
東京都含む関東圏の医療体制のひっ迫
それを考慮した時に
いくら中止時の損失が莫大といえども
いくら出場選手の思いが強けれども
そこは天秤にかけられない
本来発生しなくてもよい災いが起こるリスク
しかも関係者以外の人命に関わるリスクを承知してまで
するようなものではないと考えます
「一人の生命は地球より重い」
ダッカ日航機ハイジャック事件
当時の福田首相が犯行グループの要求を受け入れた際の言葉です
この時も国際世論には批判の声も多くありました
日本はテロまで輸出するのか
と皮肉を言われたりしたようです
それでもやはりこの感覚は
人として持ち得るべきものだと思います
一人の生命は
地球規模の平和の祭典よりも重い
オリンピックの開催に伴って
一人として人命の危機にさらされるリスクなどあってはならない
と率直に思うのです
まあ、そもそもね
私はオリンピックなるものに懐疑的
ともすれば否定的だったりもします
四年に一度のスポーツの祭典
単なるワールド大会ならいいのですが
その精神
いわゆるオリンピズムなるものがどうかと思うのです
確かに近代オリンピックは
世界平和、世界発展、国際理解を強調していますが
その源流
オリンピックの根底に流れる精神は
オリンピック休戦です
そう
そもそもオリンピックが開催されるに至った背景
戦争が絶えなかった古代ヨーロッパ
時の国王が
(確か神のお告げとか何とか)
一時的にでも休戦をするために
四年に一度、競技会を開こう
その時は戦争をしないようにしよう
それが根底の思想です
問題点は二つ
そもそも戦争を前提とした考えであること
そんなオリンピックに頼らずとも
我々人類は戦争などしない
いや、実際には戦争は絶えないが
休戦のために設けられた競技会には否定的な態度を取るべき
そう思うのです
そしてもう一つ
国家同士の争いの抑止のために
国王発案で始まったのがオリンピックです
民衆が決起して立ち上げたものではない
つまり
もともとオリンピックは政治の道具としてスタートした
極めて政治色の強いものなんです
スポーツの政治利用はすべきではない
などとよく言われますが
それはそう思います
スポーツ本来の意義が損なわれる可能性が出てきます
だからどうかと思うのです
オリンピックの出発はそもそも政治利用
いくらアスリートファーストと叫ぼうと
根幹は変わらないのでしょう
国の思惑
企業の作為
政治や経済が色濃く反映してしまうのは避けられないのでしょう
まあ、そういうわけで
オリンピック
というのはやめて
スポーツワールドカップ
として
四年に一度かどうかは分かりませんが
開催すればいいのだと思うのです
アマチュアスポーツやマイナースポーツに
しっかりスポットを当てることは大事なことだと思いますので・・
何だか壮大なことを語りましたが
どうなるのでしょうね
我々都民も賛成か反対か
しっかり声を上げなければならないとは思いますが
結局、決定権はIOCに属するみたいですからね
いずれにしても
我々は自分が出来得ることをするしかない
ということですね
それではまた
頑張ろう日本!