こんにちは
内藤です
昨日
ジュニア2の月例大会をしました
今回もみんな頑張っていました
上手くいったりいかなかったり
試合の中で試行錯誤することで
しっかり成長していると思います
試合後にね
私がよく言う話をしたんです
スポーツで一番重要なこと
それは
技術だ
ということ
当たり前のことです
スポーツは技術のせめぎ合いです
そしてフィジカル
ほとんどのスポーツがそうでしょう
それを昨日も言っただけです
なぜ試合で負けるのか
相手の方が上手かった
自分が下手だから
それだけです
そうですよね
何の異論もないと思います
でもね
たまにいるんです
スポーツをしたことがない奴が言うんです
やっぱりメンタルだよな
って・・
見当違いにもほどがあり過ぎて
笑いも出来ないです
頼むから選手にそんなことを言わないで
って本気で祈っているんです
頼むからスポーツ選手に関わらないで
って頭を下げたくなるんです
何?
メンタルって?
えっ、じゃあ何ですか?
試合で負けた後に
寺で修行でもすれば
体の開いたフォアがコートに納まるようになるんですか?
アホですか?
練習して改善しようとは思わないんですか?
練習の時は入っているのに
試合になると入らない?
だからそれは技術不足です
練習の時から言っています
そのフォアは試合になったら入らないよ
って
緊張したから入らない?
イライラしてミスった?
緊張してもイライラしても入るような
圧倒的な技術を手に入れたいとは思わないのですか?
皆さん5メートル歩けますよね
絶対転んではいけません
緊張しても
イライラしても
何の問題もなく歩けますよね
どうしてですか?
メンタルが強いから?
違いますよね
圧倒的な「技術」があるからですよね
「歩く」という技術がある
毎日毎日
繰り返し繰り返し
何千万回と反復してきた圧倒的な技術があるからこそ
どんな状況であれ
歩くことが出来るんですよね
スポーツも同じです
圧倒的な技術を身に付ければいいのです
圧倒的な技術を身に付けることでしか
強い気持ち
平然な心持ち
いわゆるメンタルが強い状態になどなりようがないのです
試合になると練習で出来ていることの半分しか出来ない
練習だと100出来ているのに
試合になると50しか・・・
やはりメンタルを鍛えて・・
違う!
発想が貧弱なんです
試合になると練習の半分しか発揮出来ない
練習で100
試合になると50・・・
よぉーっしゃ!
練習で1000やってやろう!
じゃあ試合で500!
これでレベルアップだぜー!!
こっちが強者の発想です
そして
皮肉なことにね
メンタルがー
メンタルがー
とかほざいてる自称評論家よりもね
メンタル?
知らねぇー!
ガンガン練習すればOKっしょ?
という側の人間の方が
メンタルが強くなってしまうものなんです
昨日の子たちはしっかり受け止めていました
試合で力が発揮出来ないのは
ただ単にテニスが下手だから
ということを
真っ直ぐに受け止めていました
だから大丈夫です
練習に身が入るでしょう
もっともっと上手くなるんだ
と技術を磨こうとするでしょう
その鍛錬こそが
気持ちを強くする行為に他ならない
ということなのです
メンタルなどという言葉に逃げる暇があれば
徹底的に技術を磨くようにしましょう
それではまた
頑張ろう日本!
ゴルフ界のレジェンド中嶋常幸
マスターズでボロボロになって帰国した際
野球界の打撃の神様
川上哲治からこう指摘された
「中嶋君、調子はどうかね?」
「いやぁ、精神的に甘くて・・」
「それは違う、技術だよ」
中嶋は慌てて聞き返す
ボールが止まって見えるという川上に
「ボールが止まって見えるのも技術ですか?」
川上はあっさり返す
「技術だ」
「どんな時でも打てる技術を身に付けなさい」
と
それ以降、中嶋はひたすら技術向上に明け暮れる
その後
日本歴代3位となるツアー48勝
今も中嶋は後進にこう伝える
「ゴルフは技術だ」