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メルマガ『reborn』バックナンバー

雨のち晴れ

こんにちは

内藤です

 

昨日ね

すごい感心する出来事があったんです

 

事の発端はジュニアレッスン

 

小学生の低学年クラス

 

暑い中頑張ってやっていたんです

 

みんな上手なんです

 

しっかりラリーも出来る子たちなんです

 

上手い子同士

学年は違えどライバル意識なんてものもあるのでしょう

 

暑さのせいで冷静さを欠くところもあったのかもしれません

 

事件は起きます

 

一人の男の子が

試合でやられた時にラケットをコートに叩きつけたのです

 

と言ってもね

そこは小学生の低学年

そこまで激しくはしていないし

まあ、1回くらいなら目を瞑ってあげよう

と考えていたんです

 

が、しかし・・

 

その後も試合で負ける度に

ガンガンと・・・

 

何ならちょっとエスカレートしていく感じ・・・

 

もうこれは仕方ありません

 

幾度もここでも書いてきましたが

あってはならない由々しき事態

 

※「レッドカード」「しつけ」参照

 

 

個人的にも嫌いだし

みんなが楽しむ場所を汚すわけにはいきません

 

全員の前で厳しく叱責しました

 

有り得ないぞ

 

何を人ん家の床を傷付けとんねん

しかも自分のラケットを気にする始末

イラつくなと言ってるわけじゃない

人ん家の物に手を出すな

自分の顔面でも殴っとけ

それが出来ないんやったら俺に来い

何も仕返ししないから鉄パイプで殴っていいよ

その代わりうちの施設と他の奴らに手を出すな

と・・

 

低学年の子に

 

今、皆さんの脳内で再生された7倍ほどのトーンで・・

 

こういう時はいつもそうです

 

刺し違える覚悟でいきます

 

こちらに是があろうとも

言い方次第でよくない方向にいくかもしれない

 

その子がテニスを嫌いになることも有り得る

行き過ぎた指導として私が非難されるかもしれない

 

それでもいきます

 

事ここに至っては

私とその子は二の次です

 

私は何としても守らないといけないんです

 

このテニスコートに

このサンライズに

テニスが好きだと言って来てくれる子

 

その子たちが

安心してテニスが出来る環境を

 

私が何かを犠牲にしても守らないといけないんです

 

 

なので今回も全力で

真正面からその子に言いました

 

ここをお前の好きなようにはさせへんぞ

 

 

堪えたでしょうね

 

好きで通っているテニス

いつもよく話してくれるコーチからね

毎日のように一緒にテニスをしてくれる友達の前で

ガツンと説教を喰らったわけです

 

何の言い訳も出来ない状態で・・

 

なかなか処理しきれないでしょう

 

でもそれも仕方のないことです

 

やっていいことと悪いことがある

 

これは誰かが責任を持って示さなければならない

 

本人も受け止めなければならないことです

 

 

それで・・・その後

 

アカデミーレッスンを終えたナイター前

 

夜の8時過ぎです

 

その子とお母さんがクラブハウスに来たんです

 

お母さんから謝罪がありました

 

うちの子がすみません

 

もうその時点でね

私は今回の一件は終い

またこの子含めてみんなと楽しくテニスをしよう

と思いました

 

それほど重要なんです

 

親御様が責任を持って謝罪することは

 

言い訳の一つもあったかもしれない

これだけは、と言いたいことがあったかもしれない

 

それをグッと堪えて

子供とともに謝罪に来た

 

この覚悟に応えてあげなければ

私も道理がないでしょう

 

子供の非を

子供の前でしっかり謝罪をする

 

これ以上に子供を守る行動はないでしょう

 

今回も

私は完全に許して

この子のためにきちんとせねば

と思ったわけですから

 

 

私が感心したのは、その子自身についてもです

 

低学年の子です

 

いくらでも嘘はつけたはずです

 

ちょっと叱られた

そこまで怒られてはいない

軽く地面にコツンとしてただけ

 

そんなことは言わずに

潔くお母さんに全てを話していたんです

 

謝罪の場にもよく来ました

 

行きたくないと思ったでしょう

 

無理矢理連れて来られても

泣きじゃくってやり過ごすことも出来ます

 

 

その子は違った

 

泣きながら言葉を絞り出しました

 

ごめんさない

これからまた頑張ります

 

 

 

なかなか大したものです

 

当然ね

したことはダメです

 

やってはいけないことをした

 

ただ

しっかりと受け止めた

 

自分の過ちと周りへの影響を

 

それがきちんと謝罪の態度に表れていました

 

 

よっしゃ

分かった

じゃあまたみんなで楽しくやろうぜ

ってことです

 

その子にそこまで決意表明をさせておいて

私がたるんでいては示しがつきません

 

今日からまた気合を入れて

子供たちと真正面から接したいと思います

 

 

子供も大人も

誰もがしてはいけないことをしてしまうものです

 

過ちはあります

 

しかし真の問題は

その過ちとどう向き合って

どう行動するか

 

周りへの影響をきちんと認識をして

どんなケアやフォローをするか

 

起こってしまったマイナスにしっかり目を向けて

プラスへと繋がる行動をしたいものですね

 

 

それではまた

 

頑張ろう日本!